[会員] 水牛車マングローブ観察[ふくらしゃや]

金武町ならではの自然を目のあたりにしながら、同時に自然への知識も深められるのが、「ふくらしゃや」が開催している自然体験ツアー。今回はそのうちのひとつ、老若男女問わずみんなで楽しむことができる「水牛車マングローブ観察」をご紹介しましょう。

恩納岳から金武町内を流れて金武湾にそそぐ億首川は、全長約8km。川の水と海水が混ざりあう河口近くには、沖縄本島では唯一、4種類ものヒルギが群生するマングローブ林があり、水辺の生き物やバードウォッチングが楽しめる場所として人気を集めています。

ツアーの開催場所は、宿泊もできる体験型施設「ネイチャーみらい館」にある億首川プロムナード。保護者同伴であれば、小学生以下のお子さまの参加もOKです。億首川に沿って遊歩道を水牛車で往復するツアーは、30分ほどの道のりになります(参加受付からツアー終了までの時間は約50分)。

水牛車マングローブ観察は干潮時に開催されていて、日によってスタート時間が異なります。予約の際にはWebサイトや電話で確認してくださいね。ちなみに、干潮時はハクセンシオマネキ(写真上)やミナミトビハゼ(写真下)など、川辺の生き物の観察にももってこいだそうですよ。

そのほか、ヒルギの特徴や種類・野鳥の紹介など、地元のことをよく知るガイドさんの話はおもしろくてためになります! 水牛車の心地よい揺れとガイドさんが奏でる唄三線にも癒やされますよ〜。「水牛の機嫌によって、多少の時間のずれがありますけど…(苦笑)」とは、マネージャーの伊芸さん。水牛の気分のおもむくままに、ゆったりと自然観察…そんなひと時もいいものではありませんか。