宝島(映画)

『宝島』は、真藤順丈の同名小説を原作とし、大友啓史監督によって実写化された社会派ドラマ・歴史映画。

物語の舞台は、1952年から1970年にかけてアメリカ統治下にあった沖縄。米軍基地から物資を奪い、困窮する住民に分け与える“戦果アギヤー”という若者たちの活動を軸に、リーダー格のオンを失った幼なじみの三人――グスク(妻夫木聡)、ヤマコ(広瀬すず)、レイ(窪田正孝)――が、それぞれ刑事、教師、ヤクザとしての道を歩みながら、オンを探し真実に迫っていく様が描かれます。

本作は制作に6年をかけ、撮影はコロナ禍の延期も挟みつつ進められ、総製作費は約25億円という大規模プロジェクト。 また、沖縄の当時の街並みや基地のフェンス、暴動が起きた街角まで、細部にまでこだわったロケセットが高く評価されています。

公開は2025年9月19日、上映時間は191分。感動と葛藤、奮闘と裏切り、そして失われた希望と再生を、沖縄の歴史を背景に描く渾身の一作です。

金武町では、新開地などで撮影が行われました。