タームくんさんぽ 伊芸区コース

金武町にはたくさんのロマンあふれる名所があり、文化財なども気軽に訪れることができます。お散歩やサイクリングの途中に、ふと歴史・文化を感じるアレコレを訪ねてみたはいかがでしょうか。

田園風景と美しいビーチと、ダイナミックなガジュマルを楽しむ40分!

おさんぽの目安 約3km
ウォ-キング
約40分
サイクリング
約20分


スタートは、伊芸地区公民館から。

1:ノロ殿内

神女(ノロ)とは、村落の神事祭祀を司る神女のことで、その屋敷がノロ殿内。
「ノロ」は村人の健康と豊作を祈り豊作に感謝する祭りを司る役目をもっていた。
王国時代には首里王府から辞令を受けたノロが、それぞれの間切(まぎり・現在の村)に数人ずつ配置され、各自数カ所の神祭りを管轄した。

2:伊芸のコスモス畑

伊芸のコスモス畑は、11月から3月まで遊休地となっている水田を緑肥として伊芸区民のみなさんが植えたのが始まりで、2月の中旬くらいに見頃を迎える。2024年2月には約2.5Haの畑一面にコスモスが咲き、町内外から多くの見物客が花見を楽しんだ。

伊芸の稲架かけ風景

金武町には水田が多く、バードウォッチ・サイトでもある。
秋には、道端の手すりなどでの、稲穂の稲架かけ(はさかけ)風景を見ることができる。

3: 伊芸のガジマル・ガジマル公園

集落のほぼ中央にあるガジュマル公園。「風水ガジマル」と呼ばれ、胸高周りは4m、樹高は11m、推定樹齢が300年とされている。かつてはガジュマルのある広場には、集落祭祀を行う「神サギ」があり、戦前まで5月のウチマー、6月のアブシバレー、8月の旧盆にはノロによる五穀豊穣の御願(うがん)が執り行われた。

タームー栽培地と水田

タームーは田芋と書き、水田で作る里芋の一種。芋の周りに小芋がたくさん付くことから、子孫繁栄を願うおめでたい食材であり、お正月やお盆など伝統的な行事には必ず使われる。

水田では米作りも行われている。

砂浜沿いの遊歩道

伊芸の国道329は、海岸に沿って伸びている。
伊芸ビーチには遊歩道が整備されており、白い砂の美しいビーチを眺めながら歩くことができる。

4:さくまつ公園

伊芸区公民館西側にある公園。高台にあり、避難場所にもなっている。園内には慰霊碑は拝処もある。

5:泡盛酒造所

金武町には二つの泡盛酒造所があり、ここはその一つ。
泡盛は、タイ米を沖縄独特の黒麹菌で発酵・蒸留したお酒。日本で最古級の蒸留酒で、焼酎のルーツの一つといわれている。

基本情報

住所
沖縄県国頭郡金武町伊芸778−1
電話番号・FAX
098-968-2147・
会場名
金武町伊芸地区公民館