タームくんさんぽ 金武区・並里区コース

金武町にはたくさんのロマンあふれる名所があり、文化財なども気軽に訪れることができます。お散歩やサイクリングの途中に、ふと歴史・文化を感じるアレコレを訪ねてみたはいかがでしょうか。

歴史と自然とビーチ、
全部を楽しむ90分!

おさんぽの目安 約7km
ウォ-キング
約90分
サイクリング
約45分

深い歴史を学び、ダイナミックな史跡を味わう前半と、広々田園風景とビーチを眺める本格散歩!
スタートは、広々駐車場に車をおいて、金武公会堂から。

金武公会堂は、金武グスクの跡地でもある。入口には、跡地の看板と大きなガジュマルがある。
公会堂の近くには金武ノロ殿内がある。金武全体を守る重要な拝所だ。

坂を登っていくと、上ヌ毛公園、そして金武観音堂の入口と広々とした境内が見えてくる。

1:金武観音寺

和歌山出身の僧侶「日秀上人」により、尚真王(1478年~1526年)の時代に建立された高野山真言宗のお寺。正式には金奉山観音寺。本尊は聖観音。
寺には弥陀、薬師、観音の三像が安置される。戦禍を免れた古い建築様式をとどめた貴重な木造建築でもある。(本堂は町の文化財)

2:日秀洞

16世紀前期、日秀上人が紀伊国より南海の補陀落渡海(ふだらくとかい)を目指す荒業で、1528年頃に遭難して琉球王国金武のフナヤ(富花港)に流れ着き、住民に保護された。
その後、金武を拠点として真言宗の布教活動を行い、その後「観音寺」を創建したと伝えられる。このことからそのそばにある鍾乳洞は「日秀洞」と呼ばれている。

観音寺から公会堂に引き返し、そのまま進むと、金武町役場が見えてくる。當山久三の像は、役場の裏にある。

3:當山久三の像・當山記念館

當山久三は時の民権運動や杣山払下げ問題などに関わった後、海外移民の推進に力をつくしたパイオニア。彼は「沖縄海外移民の父」と呼ばれる。沖縄の海外移民は、彼が1899年(明治32年)、沖縄初の海外移民26人をハワイに送り出して始まった。

先の道に戻り、329号線を横切り、坂を下っていくと、並里区公民館をすぎると目の前が開けてくる。公園や史跡が集積した場所に、金武の豊かな水環境を伝えるウッカガーがある。

ウッカガー(金武大川)
ウッカガー(金武大川)

4:ウッカガー

「長寿の泉」ともよばれ一日チトンもの水が湧き出る並里区の先人からの民俗文化遺産。並里区のほぼ真ん中に位置している共同井泉(せいせん)で、水道が普及するまでは飲料水として使われるなど並里区民の生活に不可欠な場所であった。町指定文化財。

さらに坂を降りていくと、モーシヌ森公園(火ヌ神)がある。
更に降りていくと、キンタガーがある。

慶武田川(キンタガー)

キンタガー

ウッカガー(金武大川)から、南東に約300m離れた場所にある湧水地で、ウッカガーと同様に、武田原(ンタバル)地区の水田やタイモ栽培地の水源として、長年利用された。また、飲料水や洗濯、芋洗い、水浴び場として利用。
かつてはもやしづくりも行われた。

更に坂を下っていくと、田園風景が見えてくる。
きれいな川沿いを歩くと、牛納棒親水公園が見えてくる。

広々とした田園風景は、動物の宝庫でもある。鳥や魚や虫をそこかしこで見ることができる。
広大なターム畑から、多くの白い鳥が一斉に羽ばたく様子は圧巻だ。

5:アカシ海岸

このコースもいよいよクライマックス。
右手にアカシ海岸、左手にパークゴルフ場を眺める。

5分ほど歩くと、道は再び田園へ。
ネイチャーみらい館の裏側から周り、キャンプ場が見えたら、そこが億首川河口。

6:マングローブ木道

億首橋から、川に降りる場所があり、そこでは間近にマングローブを見ることができる。
マングローブの近くの地面には小さな穴がたくさん空いていて、じっと1分くらい静かに見ていると、小さなカニたちが動き出す。

ゴールに辿り着くには、ここから登り坂を含んで30分ほど歩かなくてはならないが、汗を掻く甲斐がある90分のウォーキングだ。